2022年03月04日

スカート有り無し問題 / ミスターシーク

先日リリースした『ミスターシーク』について追記的な記述デス。



『ミスターシーク』にはシリコンラバー付きとラバー無しの2タイプあります。
まぁ、散々このブログでも紹介してるんで知ってるよ、の方も多いと思いますが。


元々、ラバー無しの方がオリジナルで、後出しジャンケン的に追加製作した方がラバー(スカート)付き。

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では、ナゼにラバー無しをオリジナルとして先行でレギュラーリリースしたのか?

それは、このプラグのコンセプトに由来します。



この『ミスターシーク』は水飛沫を前方に飛ばす事に特化したプラグではあるんですが、
それだけで無くショートピッチでの首フリも得意技。

派手なスプラッシュを上げたと思えば、細かい左右の首フリで“喰わせのマ”を生み出す事が可能。

要は、スプラッシュの“ハイアピール”からピンスポットでの首フリで“喰わせ”まで行える訳デス。



更に『ミスターシーク』に求めたコンセプトには、
「タダ巻き時にはアゴの部分に水を噛ませてちゃんと泳ぐ。」って事も含まれてた訳。


フロントのアゴのカット具合を見ればベテランアングラーならば、
ズィールのアレやタックルハウスのソレにダブらせて、タダ巻きでも使う事を想像できたと思います。

その発想についてはボクも同じで、
タダ巻きでも泳ぐ(アクションする)って事は開発コンセプトにも組み込んでた訳なんです。


で、話をスカート(シリコンラバー )の有り無しに戻すと、
タダ巻き時のアクションだけに絞ると、『スカート付き』はプラグに抵抗が掛かりアクションが大分とドンクサい感じとなってしまうんです。

スカートが無ければ、もっと軽快に左右に首を振りながらタダ巻きでも泳ぐのに、デス。



スプラッシュでのハイアピール&ピンでの喰わせ。
広範囲をタダ巻き&連続首フリでスピーディーに探るサーチの役割りと、ピンスポットでの喰わせのアクション。

両立させるにはスカートが無い方がバランス良いかな、って判断。


「アピールと喰わせ、どちらも高次元でこなせるプラグ」をコンセプトの真ん中に置いたので、
レギュラーリリースでは敢えてスカートは付けずに販売したんです。



逆にスカートを付けるメリットは明確で、


ラバー特有のユラメキから発生する、微妙な水中での波動が最大のメリットとなります。
バスってユラユラするモノ好きですしね。

あとは、ラバーがブレーキとなり首フリ時に更に移動距離を抑える。


ピンスポット攻略においてはオリジナルよりも喰わせる事に関してはアドバンテージを得れるので、
更に喰わせに特化したのが『スカート付き』って位置付け。


今の季節、早春に於いては『スカート付き』の方がスローにスローに誘う事が可能になる為、
アドバンテージを得れるかもしれませんね。



タダ巻き時のアクションを殺してでもピンスポット撃ちに特化したいならスカート付きを。
サーチと喰わせの両立を狙うならオリジナルで。



こんな理由からリリースに関しては、

使い勝手を最優先にしたので、スカート無しの『オリジナル』をレギュラーで。
で、“喰わせ”に特化させた『スカート付き』を追加販売分とさせて頂きました。



スカート有り無しの使い分けは、

自分の釣りのスタイルや通うフィールド、または季節や活性などに合わせてもらうのがベストかと。


もし、スカート付きとオリジナル、両方とも手に入れる事になったんであれば使い比べてもらえると幸いデス。




早春の気難しいバス対策に『ミスターシーク』いかがですか?笑





posted by ペヨーテ at 09:27| Products | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする